1.はじめに 「分かりやすい文章」を意識しすぎて、文章がぬるくなってきた気がする・・・ と言うことで久々に分かりやすさを無視した話をしたいと思います。キャッチーなタイトルにしますが、AIの推論結果をどのように利用するのかという話です。 以前のブ…
1.はじめに 以前のブログで、知財に慣れていない方には、まずは大手の特許事務所がおすすめであるということは述べました。基本的にはその主張の通りなのですが、例えば、「大手の特許事務所に不満がある」、「慣れてきたので中小の特許事務所も検討したい…
1.はじめに 先日のブログでも紹介したように、知財業界では、IPランドスケープという用語が流行っている訳ですが、その多くに「パテントマップ」という技術が利用されています。今日はこのパテントマップを簡単にご紹介したいと思います。 2.パテントマ…
1.はじめに 今日のテーマは、「知財に慣れていない担当者がどのように特許事務所を選べば良いか」です。ずいぶん前からセミナーでやりたいと思っていたネタだったのですが、声もかからないし、あまりまとまった時間も取れなかったので、こちらで公開するこ…
1.はじめに 最近、「IPランドスケープ」という言葉を知財業界でよく耳にするようになりました。グーグル検索をかけて見てもかなりヒットするんですね、驚きました。昔(今も)Orbit(Questel社)というソフトウェアで作成できるパテントマップの一つにラン…
1.はじめに 前回のゲーム(e-sports)ネタの続編です。サッカーゲームを例にして、よりe-sportsが発展する方向性を技術や知財の観点を織り交ぜつつ、考えていきたいと思います。 なお、私自身は、ウイニングイレブンは97~2017くらいまで現役でたまに大会…
という訳で、「AI vs 弁理士」のイベントに参加してきました。 prtimes.jp <概要> SNSでの宣伝活動もあってか、会場はほぼ満員でした。何より驚いたのは知財関係者以外もそれなりに来ているようで、私の席の周辺では知財関係者の方が少ないという感じでし…
1.はじめに 昔、昔、AOE(Age of Empires)というゲームがありました。当時、IRCというチャットソフトを使って、10~20代の熱狂的なゲーマー達は、日々しのぎを削ってお互いの腕を磨いていました。そんな中、当時、ハンドルネーム「Halen」という10…
<退職エントリ> 現職の引継ぎも概ね終わり、10月3日をもって3年8ヵ月ほど在籍した正林国際特許商標事務所を退職しました(正式な退職日10月31日)。長いような短いような、7年前に体を壊して研究職を辞めた時は、本当に空が青く見えたもんですが、今回は至…
1.知財DD 久しぶりに重めの記事を書こうと思います。皆さんは、知財DD(デュー・デリジェンス)という言葉をご存じでしょうか。知財DDとは、対象会社に対して、出資や事業提携、買収等を行うにさして、(1)対象会社に事業継続上のリスクがないか、(2)…
特許の明細書と学術論文の違いについて解説します。
1.はじめに 先日のブログ(ログイン - はてな)で文章の書き方を紹介しましたが、正直、単に文章の書き方の話をされても・・・、なんてもいいから簡単に明細書を書くコツを教えてくれ、という方も多いと思います。 もっと言えば、一般的な特許事務所であれ…
1.BENRI-C 今日は雑談的な感じで気軽なネタに触れたいと思います。先日、日本弁理士会から下のような動画が公開されました。一応、日本弁理士会とは、原則すべての弁理士が所属している強制加入団体です、当然私も所属しています。まさか裏でこのような動…
1.はじめに 私は、明細書を書いたことない人、文章の作成に慣れていない人の指導をすることがよくあります。中には、どうしても「すぐに単独で問題の少ない明細書が書けてしまう人」もいれば、「結構経験はあるけどちょっと物足りないなぁ」という人がいま…
1.はじめに 要望があったので、少し特許事務所への転職について、触れたいと思います。 諸々の事情で、昔特許事務所の採用に関わっていたこともあるので、このブログでは、若干採用サイドの話も織り交ぜながら説明します。 知財業界への転身を考えている方…
1.知財戦略が必要な理由 さて、中小企業やスタートアップ企業のようなリソースの少ない企業であっても、知財戦略が必要なのか、という疑問に対する答えは、当然ながら、「YES」です。中小企業やスタートアップ企業であっても、知財活動自体は必ず必要です…
1.言い訳 やはりここから書くべきだったかなと思いなおしました。 まあそれはそうですよね。「論文試験に受かって当然」の人よりも、「なぜか受かってしまった!」という人の方が困りますよね。 2.論文試験に受かってしまったら、、、 まずは、各会派の…
弁理士試験 口述試験の対策 口述試験の対策は、良くも悪くも「勉強の穴を作らない」ということと、「口述試験に慣れる(普段の実力を発揮する)」ということに尽きます。このうち「口述試験に慣れる」ということに関しては、個人差が大きい上に、それなりに…
1.はじめに 元々書くつもりはなかったネタなのですが、タイムリーな話題なので乗っかることにしました。 私自身、某受験機関の講師をやっており(別に隠す話でもないのですがどこまで書いてよいのかわからないため)口述模試や練習会等の試験官という形で3…
1.そもそも知財(知的財産)って何? 例えば、日本弁理士会の説明を見ると知財とは、「人間の知的活動によって生み出されたアイデアや創作物などには、財産的な価値をもつものがあります。そうしたものを総称して「知的財産」と呼びます。知的財産の中には…
知財戦略って何? 知財戦略という言葉は、割とよく使われます。「うちの会社は、特許は出しているんだけど知財戦略は全然でさ~」、「特許出願とかしたことがないけど、知財戦略ってどうやればいいの?」とか実際によく耳にする会話かと思います。ただ、この…
・略歴:弁理士・知財アナリスト(特許・コンテンツ)。2019年10月末に現在の職場を退職予定。以降は、個人での仕事の依頼を受け付けつつ、複数人で小規模事務所を設立予定。北海道大学大学院(情報)、国立精神神経医療研究センター(神経科学)、都内大手特…